トマトの育て方

トマトの苗の植え付けは4~5月ごろです。
植え付けの時期が来たら苗を購入しましょう。
<植え付け方>
苗は、大き目の鉢に1株植えるくらいが丁度いいです。
苗の植え付けをしたら、ある程度大きくなるまでは、苗が倒れないように仮支柱を支えに立てておくといいです。
仮支柱は苗が小さいうちの支えになるだけでいいので、ある程度しっかりした棒であれば、短めなものでもよいです。
植え付け直後は季節的に朝晩などは冷え込むこともありますから、冷えそうなときには鉢を室内に移して、苗を寒さから保護しましょう。
<支柱を立てる>
苗がぐんぐんと成長してトマトの実をたくさんつけると実の重みで茎が倒れてしまいますので、茎が倒れないように支柱を立てて支える必要があります。
苗がしっかりと育ってきたら、支柱を立てます。
支柱用の棒はお店で普通に購入できます。
トマトはこの支柱に添わせて育てていきます。
支柱の立て方のおすすめは、中心に一本茎を添わせる支柱を立てて、外側に三本の支柱を立て、それら4本の先端を上で縛ると縦長ピラミッド状の形になります。
茎を支柱に縛るときは、園芸用のビニールタイを使うと便利です。
支柱に茎を軽くゆるめに巻きつけていきます。
茎が伸びて太くなっても大丈夫なようにしておきましょう。
<わき芽を摘む>
ある程度大きく育ってくると、茎から葉枝が伸びる付け根に、小さいわき芽が出てきます。
わき芽は新たな芽ですが、それは余分なものですので、小さいうちに摘み取りましょう。
<摘心してトマトの生育を良くします>
茎が大きく育ってきて、支柱の高さも足りなくなるようになったら、一番上の先端部分を摘んで、それ以上伸びないようにします。
そうすることで、実の数を制限することができ、トマトがおいしく育ちます。
このように、それ以上茎が伸びないようにしたり、実の付きをよくする目的で、茎の先端を摘むことを摘心といいます。
摘心しないで伸ばし放題にすると、葉や茎ばかりが成長して、そっちに栄養が取られるので実の出来が悪くなり、味もおちます。
<収穫しましょう>
植え付けから2~3ヶ月たった7月ごろになると、トマトの実が赤々と色づいてきますので、収穫です。
赤くなったものから収穫していきましょう。
<水やりについて>
トマトはもともと南米のアンデス高原が原産地で、乾燥した土地で元気に育つ品種ですので、水やりは、土の表面が乾いてきたら水を与えるようにして、決して水を与えすぎないようにしましょう。
<肥料について>
肥料は、トマトの実がつき、大きくなりだしたら固形タイプの肥料を追肥しましょう。
トマトは7月ごろから収穫し始めますが、そこから収穫期間が長いので、2~3週間に一回のペースで追肥していくと良いです。